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ツバキやサザンカなどの葉っぱがほとんど毛虫に食べつくされていたり、又は葉裏にびっしりと毛虫がついていることを見かけます。 この毛虫は、チャドクガと呼ばれているドクガの仲間の幼虫です。 チャドクガは卵、幼虫、繭、成虫とも毒針毛をからだに持っています。 幼虫の背面には50万本もの微細な毒針毛が群生しているそうです。 毒針毛が皮膚に触れたり、刺さったりすると皮膚炎を発症し、激しい痒みに悩まされます。
チャドクガ |
チャドクガの成虫 (体長約20~30mm) |
チャドクガはドクガと同属ですが、発生時期や食べる葉の種類などに違いがあります。
チャドクガ | ドクガ | |
---|---|---|
発生回数・時期 | 年2回(6~7月、9~10月頃) | 年1回(6~7月頃) |
幼虫は何を食べて成長するの? | チャ、ツバキ、サザンカの葉 | サクラ、ツツジ、ウメ、バラなどの庭木や街路樹の葉 |
幼虫の生活 | 集団 | 集団 |
幼虫の色 | 黒と橙色の縞模様 | 黒地に橙赤色の斑紋 |
越冬の形態 | 卵 | 幼虫 |
幼虫の毒針毛卵・幼虫・成虫の毒針毛 | 約50万本一生を通じて有する | 約600万本一生を通じて有する |
● | セロテープを貼って、皮膚に付着した毒針毛を取り除きます。 |
● | 石けんをつけて勢いよく洗い流します。 |
● | 毒針毛に触れて湿疹など異常を感じたら出たらすぐに医師の手当てを受けましょう。 |
● | 掻いたり擦ったりしないようにしてください。 |
● | 薬は抗ヒスタミン軟膏、ステロイド軟膏が有効です。 |
刺されるといつまでも激しいかゆみが残り、2~3週間も続くことがあります。
掻いたり擦ったりすると毒針毛が皮膚に刺さり、更に痒みの症状はひどくなります。
毒針毛の内部には毒液が入っています。
何度も刺されるとアレルギー反応を起こすことがあり、症状は全身に広がり腫脹や痒みが強くなります。
医師の受診が必要となります。
● | チャドクガ幼虫の発生を見つけたら直ぐに寄生した葉っぱや枝を切り取り
注意! 死骸や抜け殻などにも毒針毛があるので処理しない限り、被害が発生します。 |
● | 駆除は風のないときを選び、直接皮膚に触れないようにして行います。 |
● | チャドクガが発生しやすい庭木は観察しやすい高さ、大きさにし、幼児がよく遊ぶ場所に植えることは避けます。 |
● | 毛虫だけを観察するのではなく、卵が葉の裏に付着している冬もこまめに観察を行います。 |
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