薬と歴史シリーズ 23
~ 虫歯 ~薬や病気にまつわる歴史を追って来たこのシリーズ、今回は衛生思想や伝染病に関係する資料を紹介して日本人の健康追及の努力の道をたどってみたいと思います。
⑥虫歯
- 上記の疾病以外にも国民の健康を維持するには歯の管理治療は欠かせません。 (歯科関係の資料は骨董市ではあまり見かけません。)
『はのえいせい』 (東京市齒科醫師會 大正2年-1913年)
*当時の和服の男子、女子の絵が描かれています。
むしばについて -醫者から患者へ- (東洋生命保険株式会社 大正15年-1626年)
*保険会社が配布した衛生啓蒙書です。
“六月四日 むし齒豫防デー 御國をまもれ 齒を護れ” (鹿児島縣齒科醫師會 鹿児島市齒科醫師會)
*現在も6月4日はムシバ予防のイベントが行われていますが、このポスターは銃剣を担いだ兵士が手にハブラシを持って行軍している軍事色の強いチラシです。
口腔衛生
*健康優良児童が紹介されています。
歯科治療領収書と料金規定表(裏面)A・B (新潟縣齒科醫師會 明治43年-1910年 規定)
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