薬と歴史シリーズ 17
~ 目薬の変遷 8 ~=目薬(めぐすり)の変遷=
このシリーズでは昔の薬局、薬屋で扱っていた品々を取り上げていますが、今回は身近な薬、目薬(めぐすり)の変遷をたどってみたいと思います。
(4)明治維新、文明開化以降の売薬目薬
〈そのVII〉上下にゴムが使われた点眼容器
(1)『大學目薬』『ロート目薬』
時代は昭和期(1926年~)にはいり目薬は自動点眼容器と呼ばれる容器が発明されて、目薬はより便利に幅広く使われるようになりました。
この上下にゴムキャップが付いた自動点眼容器はその後、ゴムキャップが尿素樹脂になったり、また点眼口がネジ切りになったりと改良が加えられましたが、時代も比較的最近ということもあって多数のコレクションが残されています。
今回はそのうち代表的な『大学目薬』『ロート目薬』を紹介します。
なおこのガラス製自動点眼容器は割れやすい、重たい、コスト高、またガラスからのアルカリ成分の溶出などの問題から、戦後の昭和37年(1962年)にはプラスチック製点眼容器が開発され、また続いてポリプロピレンの点眼容器も開発され現在に至ることになります。
『大学目薬』 |
『大学目薬小児用』 |
『大学目薬小児用 セルロイド容器』 |
『錠剤大學目薬』 |
『大学目薬』 |
『大学スーパー目薬』 |
『大学目薬』 |
『大学目薬』 |
錠剤を清水で溶解してガラス管を用いて点眼する製品。罹災が地震か空襲かは不明。目下調査中)
『ロート目薬』 |
『ロート目薬』 |
『小児用ロート目薬』 |
『ロート目薬』 |
『新ロート目薬』 |
『ロート目薬』 |
【『大學目薬』琺瑯看板】 |
【『大學目薬』連続暖簾】 |
【『ロート目薬』琺瑯看板】 |
【『ロート目薬』サンプルディスプレー】 |
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【目薬の販売促進の手引き】 |
【目薬の使い方ガイドブック】 |
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